犬の気持ちは直に伝わる!別れの朝・・・


犬には人間の気持ちが逐一伝わるし
人間も犬の気持ちは伝わるんだと
今でもしみじみ感じています。

あれはまだ私がまだ小学生だったころの今から約40年くらい前のことです。

大食いのアホ犬だけど
なんとも憎めないキャラの癒し犬を飼っていました。
名前はメリーといい、
確かジャーマン・シェパード・ドッグの血が入った雑種だったと思います。

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メリーはかなりの食いしん坊だったのですね。
そのためいくらエサえをあげても、毎回まだまだ食べ足りない様子でした。

ある日のこと、私の手元からリードがするりと外れてしまった瞬間
メリーが猛ダッシュで一目散に走って行ってしまったところがあります。

メリーが起こした悪戯

そこは家からさほど遠くない豚の飼育小屋でした。。
そしてそこを経営している家の人に後から聞いた話では、

急に犬がドドドッと走ってきて
豚たちに混じってエサを横取りしてバクバク食べ始めたと・・・。

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どうも散歩で歩いていた時に、
豚小屋から美味しそうなにおいがしていたのを覚えていて
きっと目をつけていたのですね~。
隙あらばとチャンスを狙っていたようです。

それからというもの、うちの両親は
近所の豚の飼育経営者の家の人に迷惑をかけることを気にして
メリーの口に金網でできたコルセットのようなものをはめるようにしました。

メリーはそれでもいつものように能天気で活発で
我が家の庭の端から端まで元気よく毎日張りリ回っていました。

田舎でしたので庭も結構広く、幼い私と一緒によく遊んでいましたね。
そしてやはり、エサをあげるときに口の金網を外すと
勢いよくあっという間に食べ干してしました(^^)

メリーの顔は、いつも笑っているように見えて
何とも憎めないキャラクターの犬でした。

 

許されない事件

ところがある日、またしても事件は起きました。

散歩中に小さな女の子が持っているお菓子をみつけた瞬間
メリーはその子に飛び掛りお菓子を奪おうとしたんです。
その際に噛み付いたわけではないけど
女の子の顔を少し怪我させてしまいました。

そしてその時女の子のお母さんが必死でわが子をかばおうと
メリーの前に出ようとしましたが、そのはずみで転倒してしまったんです。

力の強いメリーの馬鹿力のために小学生の私が握っていいたリードが
手からすり抜けていってしまったあっという間の出来事でした。

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考えあぐねた我が家の両親は、
もうこれ以上この犬を飼うことは出来ないと判断をして
保健所に連れていくことにしたんです。
今後、もしも同じようなことが起きたら大変だと思ったようでした。

「バカ犬!!お前はなんて事をしたんだ!!」
両親はかなり憤慨をしてメリーの頭を何度も叩いて怒っていました。

メリーはというと、いつもはカラッとした表情なのに
その時は
耳を下げ、地面に頭をつけたまま顔を上げようとしませんでした。

自分が悪いことをして叱られているということが分かっていたんです。
犬というものは人間の気持ちが直に伝わるものだと真実そう感じました。

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メリーとの別れの朝

メリーを保健所に連れて行く日の朝がやってきました。
あの大食いのメリーがなぜか朝ごはんを食べない。
どこか体の調子が悪いのかな?

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保健所まではそう遠くないので
母親と私がメリーを連れて歩いていくことになりました

いつもは力が強くてついていくのがやっとなのに
その日は先を歩くこともなく、メリーは淡々と歩いていました。

そして保健所に到着して、メリーが大好物のお菓子や食べ物を
エサ箱に入れて頭をなでました。

いつもだったら、頭なでようとしても食べ物の方に気持ちが行って
気もそぞろなはずなのに、その日だけは
食べてもいいよ!という合図をしても口にしようとしなかったんです。

そうこうしているうちに私たち親子は保健所を立ち去ることになり
出迎えてくださった担当の方にご挨拶をして、メリーの頭から手を離しました。

その時のメリーの悲しそうな目
今でもはっきりと覚えています。
私たち親子がメリーに背を向けて歩き始めた瞬間
メリーの遠吠えが始まりました。

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あうぉ~~~ん、あうぉ~ん・・・・
何度も何度も啼き声はあたりに響き渡っていました。
その時振り返って、すぐにでも連れて返りたかったけど出来なかった・・・。

40年くらい経った今でも、
あの時のメリーの遠吠えの声は私の背中に焼き付いているようです。

メリーごめんね、ごめんね
心のなかで必死でそう繰り返していました。

きっとメリーは察していたんだと思います。
犬は喋らないけれど、
飼い主の気持ちが直に伝わるんだと思います。

保健所に向かう元気のないメリーの足取りの時
心中はどんなだっただろうか?・・・と

犬の気持ちがその表情やしぐさから
その心情がしっかり伝わってきます。

あとの祭りですが・・・
出来れば保健所に連れて行かずにすむ方法がほしかった・・・。

「メリー、お馬鹿だったけど大好きだったよ!いっぱい遊んでくれてありがとう」
あれから40年くらい経ちましたがメリーに対する感謝の気持ちは
消えません。そしてメリーのとびきり明るい笑顔も・・・。

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